2018年8月5日(日)
夏ですね!
秋から巻き返しを図るために、新しいcoffee makerを買いました。今までのより美味しいと思いました。やっぱmade in Japan!と思ったら、今までのと同じThe Great Wallがある国で作っていました。
ところで職業的理由から、教育をちゃんと考えておかなけりゃならないと思いましていっきに下記を読みました。
中澤 渉『日本の公教育』中公新書2018年
進学率の男女差をエビデンスと見なして選抜制度が運用されると、なぜ男女差が生じるのか、という根本的な原因が問われなくなる。潜在能力に大した平均的男女差はないと思われるのに、労働市場に男女を分ける制度や仕組みが強固にあるため、女子の高学歴が正当に評価されない。だから女子が高学歴を選択しないのではないか、という問題意識は浮上する余地はなくなる。実際、多くいると推測される男子より有能な女子が、このような社会的選抜であらかじめ排除されたとしたら、社会的損失でもある。 155page
発達障害や特定の家庭環境そのものが問題であるという解釈が広まることは問題だ。仮に障害や家庭環境などが何らかの影響を与えていたとしても、それ自体が原因というより、その子のもっている障害や家庭環境を教育現場が把握し対処する方法に、より深刻な問題があったのかもしれない。160page
この本を書いた著者はほんとうに頭がいいと思います。でも、頭がいい人の書いた本を読むといつでもじゃないけど、けっこう思うことがあります。それは、こうです。「だからどうしれってよ!」なに?ああそうか。「あとは自分で考えて、やればいいじゃん!」か。
ところで職業的理由から、教育をちゃんと考えておかなけりゃならないと思いましていっきに下記を読みました。
中澤 渉『日本の公教育』中公新書2018年
進学率の男女差をエビデンスと見なして選抜制度が運用されると、なぜ男女差が生じるのか、という根本的な原因が問われなくなる。潜在能力に大した平均的男女差はないと思われるのに、労働市場に男女を分ける制度や仕組みが強固にあるため、女子の高学歴が正当に評価されない。だから女子が高学歴を選択しないのではないか、という問題意識は浮上する余地はなくなる。実際、多くいると推測される男子より有能な女子が、このような社会的選抜であらかじめ排除されたとしたら、社会的損失でもある。 155page
発達障害や特定の家庭環境そのものが問題であるという解釈が広まることは問題だ。仮に障害や家庭環境などが何らかの影響を与えていたとしても、それ自体が原因というより、その子のもっている障害や家庭環境を教育現場が把握し対処する方法に、より深刻な問題があったのかもしれない。160page
この本を書いた著者はほんとうに頭がいいと思います。でも、頭がいい人の書いた本を読むといつでもじゃないけど、けっこう思うことがあります。それは、こうです。「だからどうしれってよ!」なに?ああそうか。「あとは自分で考えて、やればいいじゃん!」か。
コメント(0件) | コメント欄はユーザー登録者のみに公開されます |
コメント欄はユーザー登録者のみに公開されています
ユーザー登録すると?
- ユーザーさんをお気に入りに登録してマイページからチェックしたり、ブログが投稿された時にメールで通知を受けられます。
- 自分のコメントの次に追加でコメントが入った際に、メールで通知を受けることも出来ます。