2013112(土)

犬と暮らすうえで一番大切なこと。


犬と暮らすうえで一番大切なこと。

トレーナーがトレーナーになったわけ、などで「叱らないで」と書いてきましたが、補足もさせていただきますね。


臆病で神経質なゆえに、恐怖性の噛みつきに発展したわんこには、叱るのはご法度ですが、

叱ることがいけないことではもちろんありません。


親が子供に教えるように、わんこに家庭内や社会のルールを教えるのは、オーナーさんの役割です。



何よりも一番重要なのは、信頼関係の上に成り立っているかどうかということ。

信頼関係が出来てさえいれば、叱ったとしてもなんの問題も起こりません。



わんこ育てって、子育てと似てますよね!

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いまだに犬のしつけの世界では、アルファシンドローム(権勢症候群)の話が出ていて、リーダー論がまかり通っているのが現状です。


確かに狼の群れの中では、順位が決まっており、アルファ(リーダー)に従いますよね。


でも、コンパニオンドッグと言われる家庭犬たちが、人に対してそんな意識はあるのでしょうか。

私が今まで見てきた犬たちに、家庭の中で支配性があると感じた子はいません。


むしろ、リーダー論の犬育ての中で、オーナーさん自身が犬に植えつけたということは、あるかもしれません。


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↑「フセ」と言われてフセるとろろと、ズルをしているコットン



噛みつきの問題行動を持っているわんこは、ほとんどが神経質で臆病なゆえの噛みつきです。


それでは、なぜそういうわんこが多いのでしょうか。

それはやっぱり、無茶な乱繁殖と社会化不足にあるのではないかと思っています。



ブームと言われる人気を誇った犬たちは、本来の犬種の性格から離れ、非常に神経質で臆病、吠えのひどいわんこが増えることがあります。

人気が出る前は、良心的なブリーダーさんによって、母犬の性格や遺伝疾患を見据えた繁殖が主だったにも関わらず、

ひたすらに産ませ増やす、繁殖業者が一気に増えるからなのです。


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↑もちろん甘噛みです



そして、我が家のとろろのように、ペットショップで幼い時期を長く過ごし、「子犬の社会化期」を学ばずに成長してしまったことも原因のひとつだと思います。

本当に子犬の社会化期はあなどれません。。。



だからと言って、臆病で神経質なわんこがダメなのではありませんよ。

そういう子たちでも、個性にあった適切なトレーニングによって、素晴らしいパートナーとなってくれるからです。

少々育てにくいことはありますが、手がかかる分、かわいさもひとしおかもしれませんね( ´艸`)




一部のわんこの中には、臆病や神経質では片づけられない噛みつきのあるわんこもいます。

そんなわんこであっても、相談に乗りますので、いつでもお問い合わせくださいね!



8日間にわたり、長々とした文章にお付き合いいただき、ありがとうございます(*´∇`*)

明日はドッグランへ行きますので、またドッグランと仲間たちをお送りしますね!


また、何か書くときはあると思いますので、その時はお付き合いくださいね!





お知らせです

11月のグループレッスンの予定が決まりました。


★11月3日(日)午後1時 初級レッスン

★11月10日(日)午後1時 中級レッスン

        午後2時 ディスク体験レッスン

★11月17日(日)午後1時 お散歩レッスン

★11月24日(日)午後1時 上級レッスン



以上を予定しております。

ある程度スワレやフセ、マテなどが出来るわんちゃんは、中級レッスンからでもOKです。


告知が遅く、集まってくれるのか不安なところです(^▽^;)

どうぞ、お気軽に問い合わせください♪



お問い合わせは、トレーナー携帯:080-5590-9133 または、HPのメールフォーム、ブログのコメント、FaceBookのコメントでもOKです(^▽^)/

ぜひ参加してくださいね!



2013111(金)

わんこの気持ち♪


わんこの気持ち♪

パピーの頃から写真を撮られまくっている我が家のわんこたち。

特にとろろは来たその日から撮られているので、ものすご~く慣れてます(笑)


ポーズもばっちりとりますよ。

↑は、セールで買ったマナーベルトをお披露目中ヾ(≧з≦)ゞ




話しは急に変わりますが…

家族の中に子供がいると、子どもにだけ噛みつくなんて話をよく聞いたりします。


遊び好きなわんこは、子供が大好きだったりもするのですが、そうでないと「子どもは苦手」なわんこも結構いますよね。


それはやっぱり子どもがわんこの想定外の動きをするから。


わんこへの接し方を教えてあげたいですね♪



結構参考になるのが、わんこのカーミングシグナル。

犬のボディランゲージです。




簡単にいくつかご紹介しますね。



たとえば…

ぺろっと鼻の頭をなめるとき。

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↑モデル:トイプー・アロエ


一般的には、緊張をほぐす行動と言われていますが、オーナーさんの前でするときは、期待がいっぱいあるときが多いようです。



あくびをするとき。

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↑モデル:ラフコリー・マチルダ&フレブル・ぶぶ


もちろん眠い時にもしますが、自分自身や相手を落ち着かせたいときによくします。

なので、緊張する場面、動物病院などでオーナーさんがあくびをして見せるといいかも。



前足をあげるとき。

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↑モデル:チワワ・バニラ


緊張や興奮を静めるときの行動です。

ポインターなどは、獲物をポイントするときに、同じような動作をしますね。




前足を前に出して、頭を下げてお尻をあげるとき。

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↑モデル:ゴールデン・こむぎ、フレブル・ぶぶ


言わずと知れた「遊びましょ」ですよね♪

飛びついてきてもOKだよ、一緒に遊ぼう!と誘っています。




ぶるぶるっと体を震わせるとき。

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↑モデル:シーズー&ヨーキーMIX・コテツ


このコテツは、雨に濡れてぶるぶるしてますが(笑)

他に、ストレスがかかっているとき、「もういやだ~」って思ってるときにすることが多いです。

トレーニング中にこの動作をしたら、そろそろやめ時かも。




お腹を見せるとき。

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↑モデル:MIX・リッカ、フレブル・ぶぶ


これもきっとみなさんよくご存知、「参った!」のサインですね。

「敵意はないよ」「あんたにゃ勝てないよ」といった感じでしょうか(笑)




背中を向けるとき。

オーナーさんに対して背中を向けるときは、なでて欲しいときが多いと思いますが、

他犬に対してするときは、「敵意はありません」と言っています。



これと似たものに、カーブを描いて近づくときやジグザグに近づくときなどは、やはり「敵意はありません」と伝えながら、相手の出方を伺っています。


それがちょっと「怖いな」に発展すると、

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↑モデル:ボーダー・みつば、MIX・クー


顔をそむけます。

「敵意はないよ」と最大限に伝えていますね。




これらを知ると、初めて会うわんこへの接し方が上手になるかもしれません。



「まっすぐ近づかず、カーブを描いて」

「目を細めたり、そらしたりしながら」

「ときには、背中を向けて座るといいよ」

なんて、子供さんに教えてあげるといいですね(^▽^)/



いろいろ応用してみてくださいね!







お知らせです。

11月のグループレッスンの予定が決まりました。


★11月3日(日)午後1時 初級レッスン

★11月10日(日)午後1時 中級レッスン

        午後2時 ディスク体験レッスン

★11月17日(日)午後1時 お散歩レッスン

★11月24日(日)午後1時 上級レッスン



以上を予定しております。

ある程度スワレやフセ、マテなどが出来るわんちゃんは、中級レッスンからでもOKです。


お問い合わせは、トレーナー携帯:080-5590-9133 または、HPのメールフォーム、ブログのコメント、FaceBookのコメントでもOKです(^▽^)/

ぜひ参加してくださいね!



20131031(木)

とろろと申します。


とろろと申します。

ガウガウコットンのことをいろいろ書いてきたので、不公平にならないよう、我が家のもう1わんのことも紹介しますね(笑)


名前は「とろろ」

男の子で、こちらも8才半です。



迎えるつもりなどこれっぽっちもなかったのですが、

いつも行くホームセンターのペットショップで、色素が薄く、アイラインがまったくなく、涙やけで顔が真っ赤なマルチーズを見て、気になって時々見てました。

もうすぐ5か月になろうとするのに、体はとても小さく、毛ぶきも悪く。



「この子、たぶん売れないよね」


日が経ってもいつまでもいるマルチーズ。

どんどん値下がりしてもずっといる。



でも、ある日ガラスケースから姿がなくなっていて、「飼い主さんが決まったんだ~」とホッ。


でも、念のために聞いてみたら…

ショップの奥の段ボールから出されてきたのでした。




もう売るつもりもなくなったのか。

そう思うとたまらなくなって、連れて帰ってきちゃったのでした(;´Д`)



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ブサイクだけど、そこがまたかわいくて。

段ボールに入れられていたとろろを思い出すと、とっても悔しくて、


絶対キレイなわんこにしてやるっ!

と、お手入れに次ぐお手入れで涙やけを治し、こんな姿まで頑張ったこともありましたが…


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マメじゃない私には、ここまでが限界でしたヾ(≧з≦)ゞ




コットンと比べると、メンタルも強いし空気も読む(笑)

一緒に暮らすのに、ほぼ苦労のないわんこです。




得意技は、「バーン」で倒れたり

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鼻パクが出来たり

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↑このままパクっと出来ます。



「鼻つまみ」と言うと鼻を差し出したり、

「甘えん坊さ~ん」と言うと、胸にもたれかかってきたり。



「ど~でもいいことばっかり教える!」


と、トレーナーに言われています(^▽^;)←教えた人




もちろん、スワレ、フセ、マテ、コイ、ツケは出来ますよ。



とろろは一度ドッグランに連れて行ったことがあるので、お会いしてくださった方もいますよね~

もっと連れて行きたいのですが…

なんせ、朝8時前に家を出て、夜は20時頃まで家に帰らないため、かわいそうな気がしてなかなか連れて行けません。



でも、密かにドッグダンス犬としてデビューを狙ってますので(笑)

見かけたら遊んでやってくださいね!





明日は、もうちょっとまともなことを書こうと思います(*≧m≦*)



20131030(水)

犬も人も楽しくトレーニング


犬も人も楽しくトレーニング

トレーナーがトレーナーになったわけ、ガウガウコットンのことなど書いてきましたが、

だからこそ、十勝ドッグラボのコンセプトは「犬も人も楽しくトレーニング」としました。



リーダー論は語りません。

あれもしてはいけない、これもしてはいけない、ダメダメばかりの中でわんこと暮らしていては、疲れてしまいますよね。




まずはわんことの暮らしを楽しんでもらいたい。

リーダーになる必要はありません。

「家族」それでいいじゃないですか(*´∇`*)


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↑こちらは「とろろ」



トレーナーの仕事は、完璧に服従できるわんこにするためではなく、

わんことオーナーさんが最高のパートナーになってもらうためのお手伝いをすることだと思っています。




トレーニングを通して、オーナーさんは愛犬の心を見ようとし、

わんこはオーナーさんの言いたいことを知ろうとします。


心が繋がっていく瞬間。



それをとても大切にしたいと思っています。



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ガウガウコットンから教えてもらったこと。


わんこの性質、個性を見ずに訓練を入れるのは、とても怖いということ。



神経質なわんこが吠えてしまうのに、物を投げつける天罰法を行ったら、

更に臆病になってしまうでしょう。



まだまだ遊びたい盛り、オーナーさんとの信頼関係も成立していないパピーに、甘噛みをするからと言って喉の奥に手を突っ込んだら、

オーナーさんへの信頼を取り戻すのに、時間が長くかかるかもしれません。



臆病ななわんこに、飼い主の力を誇示するために、マズルを掴んでひっくり返したら

取り返しのつかないことになってしまいます。





犬は、人と共に働くため、人の手によって意図的に交配されてきました。

共に生きるものとして、人が犬を選んだのは、人と似た感情と心を持っていたから。

社会性を持っているからです。



チョークチェーンで首を締め上げなくても、時間をかければ伝わります。

力で押さえこまなくても、あなたの笑顔の方に喜んで従うはずです。




犬は決して飼い主を裏切りません。

どうしてここまで人を愛するのだろうと思うほど、ひたすらにあなたを愛してくれます。




あなたを信頼し、あなただけを見つめるその瞳を

いつも輝かせてあげてください。




そして、悩むことがあったら、いつでも私たちに話しかけてくださいね。



20131029(火)

ガウガウコットンとの接し方。


ガウガウコットンとの接し方。

今日は、噛みつきがひどかったコットンと、どう接していったのかを書こうと思います。


恐怖性の噛みつきであることに気付いた私たちは、まずは服従訓練を一切やめました。

それでなくても怖くて仕方ないのに、厳しい服従訓練は追い詰めるだけ。

逃げ場のなくなったわんこは、噛みついて自分を守るしかありません。


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↑得意技は「はーい」



その他にも接し方も変えていきました。



とにかく、突然行動しない、大声を出さない。

そして、ずっと声をかけ続ける。



具体的にいうと…


抱っこは突然しない。

大人な私たちは、突然誰かに抱っこされることなどありませんが、想像したらわかりますよね。

後ろから突然抱き上げられたら、どんなにビックリするか。


なので、抱っこするときは、前から「抱っこ」と言いながら、手を出して、納得させてから抱き上げます。




散歩の後の足拭き。

これも話しかけながらゆっくり時間をかけてました。

顔の前に手を広げて出して、「足を持つよ?」とわからせてから、

「あんよ汚れたね~」「キレキレしようね」

と、ずっと話しかけてました。


「ちょっとだけあんよ貸してね~」

などと言いながら、少しずつ慣らしていきました。




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↑濡れたら別犬



トリミングは一番気を使いました。

ハサミを持っているのですから、ガウられたら傷つけてしまうかもしれません。


2時間、延々と話し続けてました(^▽^;)

「ここちょっと切らせてね、我慢できるかな~?」

「ここを切るのはなんでだと思う?大好きなお散歩で汚れにくいようにだよ。こっちゃんお散歩大好きだもんね~!」

って感じで延々と。


10分切ったら、抱きしめて「頑張ってるね~!」「かしこいね~」とチューの嵐(笑)


2時間しゃべり続けると、かな~り疲れます( ̄▽ ̄;)





また、最初の頃に困っていたのは動物病院。

これは接し方とは違いますが。

どの病院へ行っても、看護師さんや獣医さんにも一切さわらせず、毎回私が確保してました。


それが、動物病院を変えること3回目で、劇的に変わっていったのです。



それまで行っていた病院は、獣医さんは優しかったものの、飼い主の私たちにばかり話しかけていました。

でも、3か所めの動物病院では、ず~っとコットンに話しかけてくれたのです。


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↑注射中


触診でガガガとうなると、「そっか、ここはいやか~、じゃ、ここはやめとこうか」と笑顔でおっしゃる獣医さん。

「ヾ(ーー )ォィ やめるのかよ」と初めの頃は思いましたが(笑)


「とにかくしゅっちゅう連れて来て」と言っていただき、

月に1~2回は行き、毎回無料で検診をしていただいてました。


すると、数回通ううちに、私が押さえなくても大丈夫になり、全身さわらせるように。


最終的には、狼爪を折ったときやお腹をこわしたときに、「病院へ行こう」というそぶりを見せたりするまでになりました。

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狼爪が根本から折れた時は、私にもさわらせなかったのに、獣医さんにはさわらせましたよ!


何をされるのかわからない、そう思っていたら、人間だって怖いですよね。


わんこだって、「この先生は痛いとこを治してくれる」ってわかるし、

信頼関係が出来ると、身を任せることができるのですね。






今は北海道へ来て、その獣医さんの元に通うことは出来なくなりましたが、

おかげさまで、もうどこの病院へ行っても大丈夫。

その獣医さんには、とてもとても感謝しています。




細かいことはまだ書ききれないほどあるのですが、

このコットンへの接し方を書くことによって、同じような問題行動に悩んでいる方の参考になればいいなと思っています。




明日は、コットンがガウガウ犬だったからこその十勝ドッグラボの考え方、

また、わんこ全般に対する想いを書いていきたいと思っています。


長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました!



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 ABOUT
十勝ドッグラボ
動物取扱業
(訓練)北海道 第121340179号 
(保管)北海道 第121320179号

性別
エリア十勝
属性事業者
 GUIDE
まきばの家わんわんトレーニングくらぶ
住所池田町清見144
期間1月上旬-12月下旬
(土・日曜祝日)
営業10:00 - 17:00
 カウンター
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