2012116(月)

NHK 開拓者たち

BSの番組です。
私の父がいた開拓団は千振干拓団の北西400km程のところでした。
チチハルの北になります。
聞いた話とほぼ同じ状況がドラマ化されていました。
ただ、放送に堪えない出来事が開拓団の記念詩には書かれていました。
「子供を殺してくれてありがとう・・・・」
そうしなければ、ほかの子供たちを連れて帰国できなかった。そんな極限の状態だったといいます。
子供をほしいという中国人に預けた人もたくさんいたそうです。侵略者であろう日本人の子供をほしがりその多くが大事に育てられたそうです。
いわゆる中国残留孤児です。傷病者のために自分の意志で残った看護師さんが今も中国にいます。
日本人を嫌った人がたくさんいる中。強いきずなで結ばれた両国の人たちもいたのです。
開拓農民は決して侵略者ではなく、青春をかけた若者の純粋な新天地でもあったのです。
国の政策に翻弄された悲しい歴史です。

ロシアに抑留中に食べたものの中に大正時代に製造された日本製の身欠きにしんがあったそうです。
まさに「木の木端」だったそうです。
厳しい生活だったが、ロシア兵は白樺を切って弦を張りギター代わりに歌を歌うこともあったそうです。
もちろん悲惨なことも・・・・・






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