2006111(水)

雪印はどこへ行くのか 1/11

ホエー豚を商標登録申請したらしい。
知り合いのチーズ工房からホエー豚の話を聞いたのは4~5年前。
十勝にはチーズと豚の関係者で作る研究会も数年前からある。

農民出資の「北海道製酪」からはじまった雪印。
設立当初、江別・野幌から瓶が消えた、と伝えられるほどバターの在庫がたまったそうである。そのバターを手回しバターチャーンで作ったのは数年前に亡くなった「北海道製酪」設立当時若手だった、故佐藤貢氏であったという。
氏が現役ならどう判断したと、今回商標登録を決めた責任者は考えたのだろうか。

以来、現場出身の社長が続き、事務方出身の社長になった途端の食中毒事故。
やっと立ち直り、北海道の農家の支持も戻ったかに見た矢先、今回の出来事。

動物や植物を生業としている農家や、職人は少なからず権利とか駆け引きを得意としないように思う。百姓が経営者になりきった途端に作物を商品に見てしまう。

間違いではないのだが、どこか悲しい。

私も肩書きは社長。
職業はと聞かれて、会社経営と変えたことはない。
法律上は社長でも、手に汗する百姓であり続けたい。



200619(月)

WTOってなんだ?

WTO,直接払い制度、補給金カット。
日本の農業がガタガタ言い始めました。まあ、前からわかっていたことなんですがね。

農家はどうすればいいのでしょうか。
まず、生産者が団結して(個々にも)国に向かって悲鳴を上げる。
次に、大急ぎで自分の経営を見直す。
そして国が困って対策を考え取り繕っている間に、生産品目や販売先を確保する。
なにはさておき、小さくてもいいから強い体質の経営に変化させる事が必要です。

困った困ったと騒いでいても、誰も助けてはくれません。
誰かの責任を追及している間に自分が潰れます。

「猫だまし」は相撲の技だけに限りません。
わあっ!と、声を上げておいて相手(隣のオヤジから政府に至るまで)をひるませて置いて、好きを見て自分の体制を立て直さなきゃ。

助けを求めるだけの農民運動は時代遅れです。
席順を待っているような代表者ではなく。3段飛びのトップ交代劇のシナリオを書かないと再生産できなくなるのでは。

ただ、その再生産できなくなった農村から、飛躍的に強い体質の新体質の農家が産まれるような気もします。我こそはと思う農家は虎視眈々とチャンスをねらっているのです。



200617(土)

1月7日 仕事始

昨日から仕事始め。
皆さんちょっと正月疲れ・・・

オールスターキャストで無事終了。
昨年は収量が少ないとか、小玉だとか、加工用イモが輸入されるとか。
年明け早々には西日本で大雪。
北海道のじゃがいもはどうなるのでしょうか。

じゃがいもに限らず、食料とはどういうものなのかを国民全員で考えて欲しいものです。
国土の広い国から小さな国まで、食糧の確保は最大課題です。
輸入すればOKなどと思っている国はありません。

企業も政治家も、消費者団体も食料について確固たる考えもをっているところはあるのでしょうか。



200612(月)

1月2日 雪

1日の夜から雪。
雪化粧といったところだったのですが、今日はしっかり降り始めました。
明日は除雪かな。

去年のことはすっぱり忘れて、真っ白な状態で仕事開始。
そう考えれば雪もまたいいものです。
豪雪地帯の方には申し訳ないのですが。




200611(日)

1月1日 謹賀新年

おけましておめでとうございます。

ブログが流行しているのに、昨年の書き込みはここ数年で一番少なかったかな。
今年こそ、こまめに十勝を発信しようと思います。
穏やかな正月です。

農業が大きく変わりそうです。自由化などにより、農産物の販売条件が厳しくなりつつあります。2005年を境の世界の食糧事情は大きく変わると以前から言ってきたのですが、最初の変化は農家に対する生産調整というものでした。

作ってもいいけど、買ってくれない・・・というものです。
まあ、補助金に頼らないものを作ればいいのですが、言うほど簡単ではありません。私が作っている食用じゃがいもや牧草、最近全道的に増えつつあるは野菜は今のところ直接影響はないのですが。

でも、小麦や澱粉用じゃがいも、ビートなどを代面積で作っていた人が急に野菜生産を開始するというわけにも行きません。

明るく考えると、世界に通用する価格で生産できるのなら何でも作れる。
市場を分析すればなにを作ればいいのかはおのずとわかるはずです。
作る人、買う人、流通させる人が連携して行くことがこれからの課題ですね。

さあ、春に向かってパワーを蓄積して雪解けと共にパワー全開で畑に飛び込もう!
あ・・写真もアップ回数を増やしますね・・・・

今年もよろしくお願いします。

米司



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