気まぐれ食いしん坊日記(86)

昨年に引き続き、道新文化センターで行われた講座
「焙煎師から学ぶコーヒー講座」の、コーヒーと共に頂く
ケーキを担当させていただきました。

４，５，６月と全３回の講座ですが、コーヒーが主役のお供ケーキ。毎回のことですが、コーヒーの美味しさを引き立てるような、出しゃばり過ぎないケーキを作らなければ・・と、それなりに考えて造りだした、自分にとっては思いの詰まった大切なケーキたちです。

焙煎師さん（珈琲専科ヨシダ　高橋　克己さん）にも食べて頂くこともあり、毎回ドキドキ。
とってもやりがいのある、楽しいお仕事でした。

　　　　　　　～我が家の蒸し器～

もう１０年以上使っている米とぎボウルがあります。
すっかり専用の米のとぎ方も身につき（指の背でとぐ）
、私にとって無くてはならない存在となっていますが
使い方はそればかりではありません。水切りなどはもちろんですが、「これは最高！！」と自負しているのが「蒸し器」
として使用することです。

写真のようにパコッと鍋にかぶせるだけで、とっても上手に蒸し上がります。菜箸などで蒸気の逃げ道を作る必要もなく
、布巾で蓋を包む必要もありません。ボウルの上部にある
無数の穴から余分な水分を出してくれますし、丸い形状のおかげで水滴が食品に垂れることなくボウルの肌をつたって流れてくれます。何よりしまう時にかさばらないのがいいんです。本当によく蒸しパンやふかし芋など手軽に作ります。

本当はセイロがほしいのですが、大きさや値段を確認するたびに「また今度にしよう・・」と後回しにしてしまうんですよね～・・。

　　　　
・・・そして、子供の切実な希望により続けて本日作ったのが「おひさまパン」です。

名前のとうりの絵本が我が家にあって、カラフルで可愛らしい絵柄にも惹かれるのですが、そこに出てくるおひさまパンを動物達がほんとうに美味しそうに食べていて、読むとどうしても食べたい衝動に駆られます。読むたびに作って欲しいとせがまれて何度作ったことでしょう。
絵本に大雑把に作り方が書かれていますが、バターのたっぷり入ったブリオッシュ生地のようで、カロリーを考えると恐ろしいので、普段よく作る食事パンの生地で作ることにしました。子供との共同作業です。
もっちりどっしりと、美味しいパンが焼き上がりました。


　　

・・さて、この美しい夕暮れはどこの景色でしょう・・？

遠い目をしてじっと眺めていると、頭の中にいろいろな
音楽が流れてきます。

昔観た映画バクダット・カフェの曲「コーリング・ユー」、
最近はこれが多いですが、秋だからでしょうか・・？あの乾いた感じがなんともそそられます・・。
他にも気分によっていろんな曲が流れてきます。モンキー・マジックの「ガンダーラ」なんてどうでしょう・・？
ちょっと「クスッ」と笑っている方もいるかな？いますね・・（笑）。


・・そうです。これは夕暮れではなくて、紅茶のポットの中の世界です。

なんて、とっても夢みごごちなことを言っていますが、本当は朝のとても忙しい時間帯の出来事。
毎朝紅茶を飲むことが多く、こんな風にガラスポットに紅茶を作ります。

いつもいろんなことをバタバタと余裕なくこなしている・・いえ、こなしきれていない私なのにこんなことがフッとよぎるなんて、ほんとに恐ろしいです。

そして今朝も、「ごちそうさま！」と忙しなく立ち上がる住人に「紅茶飲んでいかない！？」と勧める私です。
ごめんなさ～い！

昨日、野菜直売店でビーツを買ってみました。
若い頃にロシア料理の「ボルシチ」が好きで、食べさせて
くれるお店へよく足を運んだものですが、いつか自分でも
ボルシチを作ってみたいと思ったものです。

そして、料理上手の友人からビーツをマッシュした冷凍のものをいただき、自分でも是非料理してみたい・・と思い切って購入。

調理法もよく分からないまま、なんとか使ってみました。
まず、茹でたものを使うとのことなので、丸ごとボイル。

そのまま味わってみました。・・食感はカブですが、
ほのかな甘みと独特の香り、そして土臭さを感じました。
甘みや香りは採れたてのとうもろこしをかじったときに似ていますが、独特の土臭さがあります。

家にある食材を利用してサラダ風の物を作ってみました。
ボイル後、酢漬けにするといい・・と読みましたが、
そのまま使用。それに塩を振った大根とボイルしたササミ、
フレッシュ水菜、手作りドレッシング。

このサラダの残りを今日頂いたところ、ドレッシングが
いい具合にビーツにマリネされていて、美味しくなってました。やはりサラダのような食べ方には、ヴィネガーなどに漬け込んだほうが美味しく食べられるようです。

そして、今日のブランチには、ビーツのクリームスープを
頂きました。

長ねぎとにんにくをマーガリンで炒め、スープにボイルした
ビーツとジャガイモを加えてしばらく煮込み、ピューレにして牛乳でのばします。

ちょっと変わった野菜、目新しく美味しく頂きましたが、ビーツの色の美しさには本当に驚きました！。お洒落です！。

今度はボルシチに挑戦してみよう・・・！。

　
・・夏は終わった・・・。そう思わせるように、日の光が
「ギラギラ」から「サラサラ」とふり注ぐように感じる
今日この頃。夏の名残りを美味しく頂きました。

それは「胡瓜のお味噌汁」です。
毎年実家などからもらう育ちすぎた大きな胡瓜。
生食ではちょっと食べる気がしないこういう胡瓜は、
キレイに種の部分を取り除いてから炒めたりすると美味しく頂けますが、個人的に大好きでよく作るのがお味噌汁です。

青臭い種の部分を取り除き、小さめの乱切りにカットした　ものと千切り生姜とを、出来上がったお味噌汁の中へ放ち　ます。サッとひと煮立ちしたら出来上がり。

胡瓜のシャキシャキした歯ごたえと生姜の爽やかな香りが
食欲をそそってついつい二杯目に・・。体もホッと温まり　ます。（寒がりの私には最適です）
簡単に出来るところもいいんですよね～・・。

このお味噌汁も今年はこれで最後。来年までのお別れです。

秋にセンチメンタルな気分になるのは、そんなふうに一つ　また一つと夏との区切りを感じるからなのでしょう。
北海道の夏は短い分、いとおしむように過ごしますもの　ね。

・・しかし・・。そんな想いも１日のうちの一時で、
やはり「食欲の秋」に走ってしまいます。
よし！筋子がもう少し安くなったら「いくらのしょうゆ漬　け」を作っていくら丼をいっぱい食べよう～（笑）。